美味しいコーヒーを楽しむために
基本をマスターしてご家庭でも上質な味わいを
意外と知られていませんが、コーヒー豆は生鮮嗜好品です。 お米も古いお米は炊飯器がどんなによくても、それをおいしく変えることは難しいでしょう。 おいしいコーヒーのためには、コーヒー豆が良質であることが大切です。 次は焙煎。 コーヒー豆は焙煎してから3日〜2週間がおいしさのピークと言われています。 その後は香りも徐々に落ちて鮮度が失われていきます。 コーヒーを淹れるときにフワッと盛り上るのは、コーヒー豆が新鮮な証拠。鮮度が落ちた豆はまったく膨らみません。 コーヒーを飲むと胸焼けがするなどは、コーヒー豆が焙煎してから時間が経ち、酸化している可能性もあります。
焙煎度合と挽き具合を選ぶ
一般的に浅炒りは苦味が減り、酸味が増します。 逆に深炒りは苦味が増し、酸味が減ります。 レギュラーコーヒーを楽しむ場合、シティローストやフルシティローストが選ばれることが多いようです。 エスプレッソの場合は、フレンチローストやイタリアンローストなど深炒りタイプを選びましょう。
焙煎と挽き具合の関係
ライトロースト | もっとも浅炒り | パーコレーターなど | 粗挽き |
シナモンロースト | 浅炒り | パーコレーターなど | 粗挽き |
ミディアムロースト | 普通炒り | レギュラーコーヒー | 中挽き |
ハイロースト | やや深めの普通炒り | レギュラーコーヒー | 中挽き〜中細挽き |
シティロースト | 深めの普通炒り | レギュラーコーヒー | 中挽き〜中細挽き |
フルシティロースト | やや深炒り | レギュラーコーヒー エスプレッソ | 中挽き〜中細挽き 極細挽き |
フレンチロースト | 深炒り | レギュラーコーヒー エスプレッソ | 中粗挽き 極細挽き |
イタリアンロースト | もっとも深炒り | エスプレッソ アイスコーヒー | 極細挽き 粗挽き |
コーヒー豆には酸味、苦味、コク、甘味があります。産地や品種によって、酸味が強かったり、苦味が強かったり特性が異なるので、豆の持ち味にあった焙煎がされています。ご自分の嗜好にあったものを選びましょう。
保温について
従来のヒーティング(ハードヒーティング)は約130℃という高温で保温し続けるため、時間の経過とともにコーヒーが煮詰まってしまい、香りやアロマなどコーヒー本来の美味しさが損なわれていきます。CA-6はソフトヒーティング方式で、コーヒーの風味を損なわないように保温プレートは約90℃に設定されています。 その分、ハードヒーティングに比べて保温温度が下がりますが、温めなおして飲んでいただいても、おいしいコーヒーを味わうことができます。 冬場はコーヒーサーバーやカップが冷えていると熱が奪われてしまいますので、サーバーやカップを一旦温めてお使いになることをおすすめします。
抽出時間について
ペーパードリップで、4杯〜5杯淹れる場合は、約4分〜5分前後。エスプレッソはデミタスカップに約30ccを淹れる場合、エスプレッソマシンで、20秒〜30秒といわれています。 焙煎が深いほど短く、浅いほど長めになります。 適切な抽出時間よりも短い場合は、抽出不十分に、長すぎる場合は過抽出傾向になり、必要以上の渋みや雑味をともなう味になります。
コーヒー豆の保存方法
直射日光や高温多湿を避け、冷暗所で保存してください。 2週間以上保存する場合は、パッケージのままか、密閉容器に入れて冷蔵庫か冷凍庫での保存をおすすめします。 豆のままのほうが挽いたものよりも、空気に触れる表面積が少ないので、風味が長持ちします。 飲むごとに挽いて淹れると格段においしさが違います。
コーヒーの効果
コーヒーは眠気覚ましやリラックス効果を期待して飲みますが、 最近では、糖尿病や肝臓ガンの予防、カフェインには脂肪分解を促す効果など、 生活習慣病の予防に効果的である、ということがわかってきました。
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